LOG1


1-10
息絶える狂気 / 沈みゆく絶望 / 言祝ぐ(ことほぐ)朝 / 嘆きの砂 / 恋の致死遺伝子 /  、のみぞ知る / 落日の魂よ、 / 鏡よ鏡、 / 紅の箱庭に夢は眠る / 戦火に咲く、月下美人


11-20
春の名残 / 散りゆけども常春の君 / 孤独の侵食 / 孤独の鳴り響く夜だから / 痛みを悼んで泣いた夜に / 空を望むほどに地に縛られ / 空がそまる、君のいろに / あおの絶叫 / よるの絶命 / とうめいなこころ


21-30
花咲き散るならわが手の上で / 夕べの窓に立って 振り返るから / 塞いだ瞼 影で気付いて / 曇っていて 目を閉ざさず見つめたいから / 拒む指先震える前に / 飽和する願いやぶれ / 空転するカナリア(さあ、うつくしく啼いて頂戴) / 出逢いは黄昏時(あなたは だあれ?) / 廃墟にのこる あの日のかげ / 朱(あけ)に染まれ 涙のむこう
*黄昏;語源は誰そ彼。誰なのか相手がよく見えない夕暮れ時


31-40
からからから、からっぽなんだ / かなしさとめてよなみだより / かなしきはきみのたましい / 恋しや恋し、蝶のしる 香気は目には うつらぬものを / きみとさいご(最後/最期)の、 / 君の望む福音 / 断頭台のマリア / マリアの抱いた彼の躯(むくろ) / God be with ye. / 機械仕掛けの神さま(Deus ex machina)
*God be with ye;神が汝と共にあるように。Good byeの語源


41-50
アポトーシスに抗え / タナトスをわけあう / カルマ(業)からの逃亡 / デスマスクより愛をこめて / きみとぼくとのエリュシオン / アンビバレントな僕の腕(ああ、君の細い首が、) / 鎮魂歌(レクイエム)は歌わない。君の魂を縛るためなら / 携帯を捨てよ、彼にあいにいこう / わすれてください、と勿忘草を
 す すきとおる
 き きみに
 だ だいじょうぶだと
 っ つたえて
 た たちあがった
*アポトーシス;遺伝子によってきめられたプログラムに従って死ぬこと
*タナトス;無機物に還ろうとする死の本能
*デスマスク;死者の顔から型を取って作った顔面像。死面
*エリュシオン;神々に愛された人々の死後の世界。幸福の島(ギリシャ神話)
*アンビバレンス;同一対象に愛と憎しみなどの相反する感情を同時または交互に抱く


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