★ついったで呟いたネタログ3:いつかサルベージできたらいいな!


【2013.01.01@ED後】
「今年も一緒に歳をとれたな」
「来年は三人で歳をとりましょうね」
「…体を冷やすな。お前だけの体じゃないんだ」
「はい、一さん」
 薄闇に浮かぶ互いを捉え、その隙間を埋める。粗末な小屋の忍び寄る冷気さえも、ふたりを結びつける縁。


【2012.06.30@沖千? 総司忌に寄せて】
 緊張しているのだろうか。閉ざした瞼の先、長い睫毛が震えている。まだ慣れない口づけの予感に目元を染める千鶴が愛しくて、わざと間をあけてその顔を見ていた。すると、恐る恐る開いた琥珀の瞳に出会う。
「総司さん…?」
「これからだよ、」
後頭部を抑えて唇を重ねる。吐息さえ逃しやしない。


【2012.05.24@会津戦争中】
「いってくる」
「絶対に生きて帰ってきて下さいね」
「…ああ」
震える手が斎藤の着物の襟元を握っていた。向かう先は数えきれぬ命が散りゆく戦場。離したくはない手を振りほどき、最後にその細い柔手を掴んで引き寄せる。
「待っていろ」
 ――はい。
 紡ごうと開いた唇を塞いだ。戻るべき場所を忘れぬため。


【2012.02.23@現パロ マク○ナルドの店員斎藤さん】
営業スマイルも浮かべない斎藤さんの所へちづたんがお千ちゃんと来て無理やりスマイルテイクアウトって言わされるも無表情に対応する斎藤さん→居た堪れないちづたん→帰ろうとしたところへ、丁度上がりになった斎藤さんと遭遇→テイクアウト…するのだろう?とはにかみ笑う斎藤さんというロマンス!


【2012.01.10@ED後】
「一さんはどうしてく、くちづ…け…のときもなかなか目を閉じられないんですか?」
「俺は千鶴に何の隠しだてもしていないことの証だ」
「それなら私だって負けません…!」
 こうして接吻先に目を閉じたら負け勝負開始→恥ずかしいけど頑張って目を開けてる千鶴→目が超うるうる→斎藤さんが萌えと照れで目を伏せちゃうそんな斎千どこですか\(^o^)/


【2011.12.16@祝言前 ちづさい良いな!!】
「しゃいとーしゃん、そんなに下がったら壁にぶつかっちゃいましゅよ…?」
「ち、千鶴、目を醒ませ!」
「ちゃんと起きてましゅ!」
 斗南に来て最初の冬。あまりの寒さに、暖まるだろうと千鶴に酒を飲ませた先刻の自分をなじりたい。なにゆえ、好いた娘に迫られなければならんのだ。夫婦でもない娘に手を出すことは断じてできない。
 (この場合手を出されているのは俺か?)などと意識をそらしている間に、狭い部屋のことだ。背中が壁に当たった。
「ふふ、だから言ったでしょう?」
 膝立ちになった千鶴の顔にちろちろと燃える囲炉裏の火影が映り、濡れた唇が妖艶に弧を描いた。


【2011.10.29@執事とちっちゃいお嬢様はぁはぁ】
「私、もうお昼寝するような子どもじゃないです」
「寝る子は育つ、と言います」
「……お昼寝したら、斎藤さんに追いつけますか?」
「……そうですね」
ってちびちづたんを寝かせつけて優しい目で見てる斎藤執事はぁはぁ。目覚めたちびちづたんは「ちょっとは近づけましたか…?」って斎藤執事の服の袖をきゅってするんだよ!!


【2011.10.01@現パロ メガネの日らしいよ!】
「斎藤先輩の眼鏡って度はどれくらい入ってるんですか?」
 いつも眼鏡をかけている彼の素顔を見たいと言う好奇心から、千鶴は斎藤の眼鏡に手を伸ばした。両手でその細いフレームをやんわりと持ちあげて取ろうとする千鶴に、斎藤は抵抗するでもなく目を閉ざした。男性にしては白い肌に影を落とす睫毛。鋭い蒼が閉ざされれば、凛とした印象がなりをひそめて、いつもより幼くさえ見える。
 とくん。
 眼鏡が完全に千鶴の手に渡ると同時に覗いた瞳が千鶴を映した。やや細められたそれが眩しげで、そこに滲む暖かさに胸が高鳴った。
「あ…の!思ったより度がきついんですね!」
 斎藤から目をそらした千鶴が黒板の方へ向き直ると、席から立ち上がった斎藤が千鶴の前にまわった。
「…もう良いだろう」
 斎藤の手が千鶴のかけた眼鏡に伸びる。反射的に目を閉じれば、中途半端に眼鏡が引っかかった状態で唇にぬくもりを感じた。バチリと開けた視界いっぱいに斎藤の顔。
「眼鏡なしでは、これくらい近づかねばお前の顔がよく見えない」
 口の端を上げて笑う斎藤に、千鶴は頬に熱が集まるのを感じた。
「……たまには、眼鏡なしでいてくだ…さいっ」
 斎藤の制服の袖を掴んで言えば、一瞬目を見開いた彼は柔らかく笑んだ。千鶴の顔に中途半端にひっかかっていた眼鏡を取る。そのまま自分でかけ直すのかと思いきや、眼鏡はことりと手元の机へ。
「千鶴、近くへ」
 迎えるように広げられた腕の中、大好きな蒼の瞳を間近に見つめた。



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